Page 296 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼白煙解決 KR 04/1/24(土) 10:09 ┣Re:白煙解決 ををつか 04/1/24(土) 10:47 ┣Re:ビンゴ! Kuwauser/Paranoia#1 04/1/25(日) 0:38 ┃ ┗Re:内圧上昇で? OTTO 04/1/25(日) 14:37 ┃ ┗Re:内圧上昇で? Kuwauser/Paranoia#1 04/1/26(月) 0:42 ┃ ┗Re:内圧上昇で? KR 04/1/26(月) 8:48 ┃ ┗Re:ブローバイは抜き取るって感じなんです Kuwauser/Paranoia#1 04/1/26(月) 16:56 ┃ ┗Re:クリスタル・スカル OTTO 04/1/26(月) 17:31 ┃ ┗Re:10円ジュース Kuwauser/Paranoia#1 04/1/26(月) 20:19 ┃ ┗Re:10円ジュース KR 04/1/27(火) 14:06 ┃ ┗Re:これも圧力差 Kuwauser/Paranoia#1 04/1/27(火) 23:30 ┃ ┗Re:なんとなく納得!? OTTO 04/1/28(水) 0:42 ┃ ┗Re:なんとなく納得!? Kuwauser/Paranoia#1 04/1/28(水) 10:31 ┗Re:白煙解決 KR 04/1/25(日) 12:22 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 白煙解決 ■名前 : KR ■日付 : 04/1/24(土) 10:09 -------------------------------------------------------------------------
みなさま こんにちは。いつもアドバイスありがとうございます。 皆様からいろいろお知恵を拝借して、先日分解チェックをしたところ・・・ 1 ピストンリング→合口の向き、張力、溝のスラッジ等問題ありませんでした。(素人目ですが) 2 シリンダー→問題なし。綺麗なものでした。オイルライン(スタッド穴もOK) 3 ヘッド→近所の内燃機屋さんで、シートカット、擦り合せ、曲がりのチェックをしていただいたところ問題なし。勧めもありステムシールを取り付けていただきました。(全てで6,000円でした。安っ!) 4 全てを組みなおして再始動。相変わらず白煙は止まりません。 絶望感に襲われもうやめようかと思ったとき、何気にオイルパンのあたりを見るとオイルが漏っています。どこからかとたどってみるとエンジンとミッションの結合部下側から漏れてきています。(クランク後端シールか?)泣きっ面に蜂状態で、さらに深い絶望の淵へ追いやられましたが、ふと、「もしかして内圧が高くてシールがやられてるのかな」とひらめき、ブリーザーをはずして手をかざしたところ何も排気を感じません。急いでスターターカバーを外してチェックすると、なんとブリ-ザーパイプとスターターの配線が干渉して完全につぶれていました(前回の自分の作業ミス)修復し再始動すると今までがうそだったかのように白煙が止まりました。もう吸気ポートにもオイルがたまりません。あまりにも初歩的なミスでした。最初にkuwauserさんからご指摘いただいたように内圧の上昇が原因だったのです。お騒がせ致しました。 しかし、ミッション、エンジン結合部からのオイル漏れという新しい難題が発生しました。やはりこれは看過してはいけない漏れなのでしょうね。クランク後端シールやオイルポンプのOリングをご自分で交換、またはお店で修理された方いらっしゃいましたら、是非アドバイスいただけますでしょうか? お願いいたします。 |
▼KRさん: > しかし、ミッション、エンジン結合部からのオイル漏れという新しい難題が発生しました。やはりこれは看過してはいけない漏れなのでしょうね。クランク後端シールやオイルポンプのOリングをご自分で交換、またはお店で修理された方いらっしゃいましたら、是非アドバイスいただけますでしょうか? お願いいたします。 白煙、止まって良かったですね、インレット内のオイルってのも、ブリーザー系の 不調から来る物だったのでしょうかね。 エンジン後端のシール類は、ギアボックス、クラッチを下ろさないとなりませんね。 私のRSも、微量、漏れていて、ずっと我慢してたのですが、クラッチ交換時に オイルポンプの蓋のシール不良を見つけ修理しました。 どの程度の漏れか判りませんが、漏れたオイルがクラッチに悪さすると 大変ですから、早めに修理をされた方が良いでしょうね。 ちなみに私は全て素人修理で済ませています。 ギアボックスとクラッチを降ろすのはこのサイトのMYR100RSが参考に なると思います。 |
…なんてトラブルシュートの命中(半分くらい)を喜んではイケマセンね。(笑) クランクシャフトのシールならフライホイールの外周まで放射状にオイルの筋が伸びてると思います。試しに横倒しにして下の穴から覗いてみたらどうでしょう。雑誌が一冊と腕力があれば…タンクのガス、バッテリーのブリーザーに気をつけて、ヘッドの下に雑誌を置いて転がしちゃえばいいんです。 クランクのシールの変形だと万に一つ復活の可能性も。 オイルポンプだとシール硬化の可能性もありますね。 下の穴から覗いたらブレーキクリーナーで一度リークしたオイルをキレイにして…試しにポリオールエステル100%って謳ってるオイルを入れて暫く乗ってみたらどうですか。ゴムを膨潤させますからダメ元で止まるかもしれません。アメリカ製のポリボトルに1リッターずつ入った奴で100のがあるはずですよ。 大抵の化学合成のオイルは処方で膨潤/収縮のバランスを取っている筈です。合成が漏れるって話は、一を知って100を語るようなもんで僕は馬鹿にしてますけど、場合によっては有効活用できるチャンスがあるって事かもしれません。 ついでに鉱物油指定の順守も馬鹿げた話で… あえて言えば油性作用ゼロ=そんな、ちょっと古くて安っぽい処方の化学合成油に対しては鉱物油にメリットがあるかもしれませんけど。 > しかし、ミッション、エンジン結合部からのオイル漏れという新しい難題が発生しました。やはりこれは看過してはいけない漏れなのでしょうね。クランク後端シールやオイルポンプのOリングをご自分で交換、またはお店で修理された方いらっしゃいましたら、是非アドバイスいただけますでしょうか? お願いいたします。 |
▼Kuwauser/Paranoia#1さん: >…なんてトラブルシュートの命中(半分くらい)を喜んではイケマセンね。(笑) 白煙を吐くまでのメカニズムがよくわかりません。 オイル溜まりの位置を考えれば吸気バルブが怪しいと思うのですが ステムシールを装着しても溜まるほどオイルが抜けてくるものでしょうか? 事実は事実として、過程が??? |
▼OTTOさん: >▼Kuwauser/Paranoia#1さん: >>…なんてトラブルシュートの命中(半分くらい)を喜んではイケマセンね。(笑) > >白煙を吐くまでのメカニズムがよくわかりません。 >オイル溜まりの位置を考えれば吸気バルブが怪しいと思うのですが >ステムシールを装着しても溜まるほどオイルが抜けてくるものでしょうか? >事実は事実として、過程が??? OTTOさんも御存知の筈ですが新車組み付け時のステム/ガイドのクリアランスですが… 過去に走行3000キロ程度のヘッドを分解してみた限りではロッカーアームの作動方向に対し90度位置の振れから想像して、クリアランスは2/100以上あったと思います。以外にラインのクリアランスは大きい気がします。 当初ガイドからの進入を疑った根拠はそのへんにあります。もちろんステムシールは除外してのことです。なので半分命中なんですが…(笑) 内圧は馬鹿にならない…と想像します。ブローバイですが例えば容積変化が理論的に少ない筈の四気筒でもブローバイ経路にスラッジが詰まった場合やピストンリングのランド棚落ちなどでブローバイ過大となるとオイルリークはゴム製のカムカバーのガスケットを押しのけるくらいの勢いとなります。 容積変化の大きなフラットツインで、一時的なピーク圧も付加して僕は出ちゃうような気がしますけど。 というのはオイルリターンの構造にあります。僅かでもリークを許す部位がオイルラインの先方にあった場合、落差でプッシュロッドチューブからリターンしているR100は容易にロッカーカバー内の油面を上昇させてしまう筈です。 そもそもバルブも直動式ではありませんからステムの振れは存在します。当然100分台の動きですが、これにステムシールは完全に追従しきれない筈です。シールと名はついていますが回転部分とは異りゴムの油掻きに過ぎないと認識してますがどうでしょう。元々、正常運転時の常圧で一定量のオイルの通過を許すのがステムシールです。 あるいはブローバイの配管が詰まっては勢い良く排出されるのを繰り返していたと想像することも出来ると思います。何れにせよモノを見てみないとワカラナイというレベルに来ちゃってる気がしますけど、どーですか。 ガイド交換無しでつくシールはSR500のテフロンですかね〜。ニッサンA12のなんかも使ったことがありますけど。 |
▼Kuwauser/Paranoia#1さん: >ガイド交換無しでつくシールはSR500のテフロンですかね〜。ニッサンA12のなんかも使ったことがありますけど。 おはようございます。詳しい解説ありがとうございます。自分のバイクのエンジンの中で、このようなすさまじい世界が展開されていたのかと思うと怖くなりますね。 経過報告ですが、アドバイスどおり下からのぞいてみたり(ミラーツールで)、サービスホールから見てみましたが、とくにオイル漏れが広がっている気配はありませんでした(あくまで狭い範囲しかわかりませんが・・・)。15分ほどエンジンを回し、回転にも変化をつけてまわすこと3セット、なぜかまったく漏れてまいりません。????内圧上昇の一時的なものだったのでしょうか(可能性は微小でしょうがそう信じたい) ちなみに、今回つけていただいたステムシールは、トヨタの4Pエンジン(フォークリフト)用のものです。ガイドの上部分のテーパーを落とす程度の加工だったそうです。 |
> 経過報告ですが、アドバイスどおり下からのぞいてみたり(ミラーツールで)、サービスホールから見てみましたが、とくにオイル漏れが広がっている気配はありませんでした(あくまで狭い範囲しかわかりませんが・・・)。 こと、オイルシールに関して言えば加圧下だった訳ですから漏れても仕方ない状態だったかもしれません。 今回とは別の例になりますがピストンリングの溝にクラックが入ったりリングが折れたりしたエンジンに遭遇したことがあります。ブローバイの配管は正常でもクランクケースへの内圧の増加は夥しいものになります。ターボ車なんかですと、元々ラビリンスシールしか持たないタービンシャフトなど、それはもう、オイルがじゃじゃ漏れになったり…内圧の増加ってエンジン内部の潤滑油の循環をメチャクチャにしてくれるんです。 産業用のエンジンでは、ブローバイの流路を高い位置にあるヘッドカバーに設け、そこからガスが抜けることで、単純にオイルラインに頼らずクランクケースからオイルミストを導いているのもあるくらいです。内圧の抜け先とかのコントロールは重要です。 ストリートユース前提の話ですが… ブローバイガスの抜き取りは大事だと思います。未燃焼ガスとオイルの分子はくっつきやすく、あっというまにオイルをダウンさせます。薄まったり、ガム化したりしやすいのです。環境を考えたときHCの飛散も重要な問題ですが、キャブに引き込んでクランクケースから強制的に引き抜くことで安定した腰下の環境を作り出している訳です。よくクリーナーをファンネルに変えたりするとオイルが汚れるという話がありますが、吸気のダスト以外に実際にはブローバイの抜き取りが無いという要素が顕在化する訳ですね。自然に抜けるんじゃなくて抜き取るとか吸い取るくらいの感じでモノを考えて良いような気がします。 > ちなみに、今回つけていただいたステムシールは、トヨタの4Pエンジン(フォークリフト)用のものです。ガイドの上部分のテーパーを落とす程度の加工だったそうです。 これで、少ない加工でつくステムシールが、SRと4Pって二種類あるって事ですね。トヨタL&Fの部品課にBMWで乗りつける人がいるかも。(笑) A12は外径が小さくてバルブスプリングをダブルにする人向きです。こいつはガイド打ち込み前にガイドを加工しておく必要アリです。 |
ロッカーカバー内からクランクにオイルが落ちて行かず 油面がバルブガイド部まで上昇するなら納得できますが・・・ これはもう稼動中のエンジンを覗くしかないですね。 スケルトンのバルブカバーをつくり観察したい。 スケルトンのクランクケースはもっと興味深いデス。 |
▼OTTOさん: >スケルトンのバルブカバーをつくり観察したい。 >スケルトンのクランクケースはもっと興味深いデス。 旧い仲間はXクXXラフトで、そーいうの作ってました。でもR100だとオイルアウトレットがロッカーカバーに向けて噴水撒いてますからねー。昔の10円のジュースの自動販売機みたいかも。 BMWでは2002や320に搭載されてたM10がカム/ロッカーアームの潤滑に上からシャワーでしたけどオイルの種類を選びたがった記憶があります。フィラーキャップの穴から覗くと粘度でカムにまつわりついたりミストの飛ぶさまが観察できました。 オイルスモーク…想像豊かになりますけど、出どこはどこだったんでしょうね〜(笑) |
▼Kuwauser/Paranoia#1さん: >▼OTTOさん: >>スケルトンのバルブカバーをつくり観察したい。 > >オイルスモーク…想像豊かになりますけど、出どこはどこだったんでしょうね〜(笑) じつは、ステムシールをつける前に似たようなことをやって見ています。謎の吸気ポートのオイルがどこから来るのか少しでも見えないものかと、問題の右側のキャブとシリンダー側のゴムチューブを外し、プラグから点火コードを抜いた状態でエンジンをかけ、ポートを覗いてみました。(片肺運転です)すると、いくら回していてもオイルは溜まってきません。ためしに吸気口を手でふさいで見るとあっという間にオイルがどこからかしみだし波のようにポート内に入ってきました。負圧がかかる(もしくは内圧の逃げ口、この場合は吸気口がふさがる)とオイルが出てくるのかと思い、透明のアクリル板を押し付けて再度覗いてみました。すると、たしかになにやらバルブステムが濡れだし、後燃焼室から入り込んでいるのか、バルブの傘とシートの隙間のあたりに沸騰したかのように泡立つオイルが・・・ 正直このときはこれが正常なのか異常なのかわからず、ヘッドを内燃機屋さんに出した次第です。 |
▼KRさん: >▼Kuwauser/Paranoia#1さん: >>▼OTTOさん: >>>スケルトンのバルブカバーをつくり観察したい。 >> >>オイルスモーク…想像豊かになりますけど、出どこはどこだったんでしょうね〜(笑) > > すると、たしかになにやらバルブステムが濡れだし、後燃焼室から入り込んでいるのか、バルブの傘とシートの隙間のあたりに沸騰したかのように泡立つオイルが・・・ けっこう見るの大変でしょ。ヒン曲ってるポートだから一番奥のはじっこだけですよね。 そうですねー。インテークマニホールドの中の負圧が高まるとガイドから吸い込まれます。ロッカーカバーの中はオイルミストで満たされてる筈なんで。 エンジンブレーキの後アクセルを開けたときに青い煙が出たりするのは惰行中に燃焼室やエキマニまで入ったのが、次ぎのアクセルオンでポンと燃える訳だったりします。 黒い煙なら大抵はガスですけど。 |
▼Kuwauser/Paranoia#1さん: 片側だけの現象で腑に落ちなかったのですが 同調が取れていなければ遅れている側の負圧があがるので オイル下がりが顕著になるということでしょうか。 VM型スライドキャブレターの張り付き現象は 同期不良が大きく関わっているようです。 張り付き現象: エンジン回転が落ちなくなる |
▼OTTOさん: >▼Kuwauser/Paranoia#1さん: > >片側だけの現象で腑に落ちなかったのですが >同調が取れていなければ遅れている側の負圧があがるので >オイル下がりが顕著になるということでしょうか。 ていうか… >>じつは、ステムシールをつける前に似たようなことをやって見ています。謎の吸気ポートのオイルがどこから来るのか少しでも見えないものかと、問題の右側のキャブとシリンダー側のゴムチューブを外し、プラグから点火コードを抜いた状態でエンジンをかけ、ポートを覗いてみました。(片肺運転です)すると、いくら回していてもオイルは溜まってきません。ためしに吸気口を手でふさいで見るとあっという間にオイルがどこからかしみだし波のようにポート内に入ってきました。負圧がかかる(もしくは内圧の逃げ口、この場合は吸気口がふさがる)とオイルが出てくるのかと思い とのことだそうですので、実験は片側エンジンで片側は完全に真空ポンプ状態ってことですよね。 |
▼ををつかさん kuwauserさん: すばやいレスありがとうございます! ををつかさん→すべてご自分でおやりになるのですね。うらやましい!私は自分で挑戦するかお店に素直に依頼するか、悩みんでおります。オイルポンプのOリングなら、それほど不安なくできそうですが、クランクのシールだとびびってしまいます。1○8さんのHPのワンポイント集を見ると、絶対クランクシャフトを押してはいけないとおっしゃっていますが、どういうことなのでしょうか。事実上多少は押し引きしないと抜き差しできないような気がします。専用工具もあるようですが、とんでもないお値段のようですし… kuwauserさん→アドバイス感謝です! 今日さっそく覗いてみます。タイミングの点検窓からもうまくすれば見えるかもしれませんね。オイルの件は貴重な情報です。あせってバラす前にオイル、ケミカル頼に頼ってみたほうがよさそうですね。 |